売値を決めるには、二軸が必要

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。今日は「売値を決めるには、二軸が必要」というテーマでお話しをさせていただきます。

 

これは先日から連続でお話ししています、所有者の方が空き家を売るという決断になる為のお話しです。ユーザーさん側からのお話しです。所有者の方が家を売るという決断をするには家を売るための価格設定をしないといけないというところなのですが、これがなかなか簡単に決められないという現状がありまして、そもそもなにかの基準がないと自分の家が適正な価格で判断できないというところがありますが、非常に難しい問題の1つです。

 

できるなら所有者の方は高く値付けをしたいというのは当たり前の話で、自分の家ですから1円でも高く売りたいという思いはありますが、現状が古くなっているという状況もありますのでそこを正しく判断していくためにはいろんな工夫が必要という話です。その中でふるさぽが今までどうしたら正しく価格設定ができるのかな、そして所有者の方が納得していただけるのかなというふうに考えたところ、やはり二軸が必要ということが分かりました。

 

1つは固定資産税の評価額というのが1番わかりやすい基準となるのです。これは固定資産税を算出するために土地建物に対して資産をするわけです。これはいろんなやり方があって役場であったり市役所であったりが国の基準をもとに算出していくわけですけれども、この評価額というのが1番わかりやすいそしてある程度統一されているというところがあるので出すと。

 

この価格をもとにその価格で売れるのかというと、実はなかなかそうはいかず地域によっては非常にその価格を下回る価格で流通をしていたり、逆に言えばもっと価値があり固定資産税の評価額よりも上の価格で売れたりもありますので、一概にはこの価格ではなかなか流通しないというのが現状です。ただ標準をもって話すとこの価格が1番最初に来ます。とくに中山間地、田舎といわれるところではなかなかこの値段では売れないというのが現状です。

 

ではもう1つの軸はなにかといいますと、市場流通価格といいまして一般的にその周辺で売られている物価です。土地建物それぞれこれぐらいの価格で売れていますという基準。これは国のほうで公表しています。ホームページを見ていただくとわかりますが、国のほうで市場流通価格が出ていますので。それは市町村ごと、さらには地区ごとに分けて最近の3ヶ月、半年、1年というようなスパンで出ていますのでそのへんを見ていただければ、だいたいこれぐらいで売れているのかというのが分かります。

 

この二軸を使って評価していきます。価格を決めるのは所有者さんですから、それはいいのですが参考にする価格というのは固定資産税の明細の評価額と市場流通価格というのが非常に大事になるというお話しです。今日はこのへんで。ありがとうございました。

 

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