あらためて地元限定の活動

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。今日は「あらためて地元限定の活動」というテーマでお話しさせていただきます。

 

ふるさぽは名前の通り、ふるさと福井サポートセンターというところで福井の名前が出ていますが、「活動の範囲はどこまでされているのですか」という質問をよく受けますが、美浜町のみでございます。この法人を立ち上げた10年ほど前は、福井県全域の空き家というところで、空き家の現状も知りませんでしたし、どれほど大変かということも分かっていませんでしたので、そういう意味では福井県全域の空き家の問題に対して取り組むNPO団体を立ち上げ数年やりました。

 

福井県全域とまではいきませんが、いろんな地区に我々が入ってやっていたのですが、空き家の数に驚愕したところがありまして、美浜町の数もそんなに多くないだろうと思っていましたが、調べていけば280軒ほど。棟数でいうと420棟ありました。1軒ごとに所有者がいて、その所有者さんに働きかけをするのですが簡単にはいきません。所有者の方と連絡をとることすら簡単ではないですし、仮にとれたとしても今後のことを考えていない方もいらっしゃいましたので、1軒ずつこれをつぶしていくと。1日1軒やってもぜんぜん回れないというところが美浜町の現状でしたので、これは地元優先だなということで活動を絞り美浜町限定にしたというところです。

 

このことを通して思ったことは地元のことは地元でやるべきだということが気づきの1つでした。美浜町は37集落。皆さんのところでは町内会といういい方もされますが、行政区域としては37あります。昭和の大合併のときに3つの村が合併していますので、それぞれの顔がいまだに文化として残っています。自分が住んでいる集落以外のことは意外に知らないことが多いですし、知り合いも限定されていくというところがありますので、さらに37集落の中でもそれぞれの住んでいる地域の方に空き家の問題に関わっていただくというのが1番ベストだなとふるさぽの流れの中で気づいたところであります。

 

1番最初に描いていたふるさと福井サポートセンター、福井という限定も実はそういう経緯があり、ただ一方で地域を絞れば絞るほど問題点も見えてきますので、我々は福井県美浜町でしていますが隣の敦賀市の人は敦賀市の人が我々のノウハウをもって活動していただくという形になりつつあります。そのあたりも発展しているなという気はしています。ということで「あらためて地元限定の活動」について今日はお話しさせていただきました。今日はこのへんで、ありがとうございました。

 

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