決断パターンは5つしかない

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。さて今日は2月の11日ですね。建国記念日ということで、基本的なところのお話しをしようかなと思っています。「決断パターンは5つしかない」というテーマでお話しさせていただきます。

 

所有者の方にいろいろアドバイスをさせていただく中で、行く末の決断というのはだいたい5つしかないのですと。それ以外は今のところないかなと。大きく分けると1番最初に思い浮かべるのは「売る」です。手放すという決断をした時に「売る」。売るまではいかないかなというときは「貸す」という2つ目の選択があり、それはどちらかというと使える状態であるということが前提です。もう朽ちてしまってどうにもならないというところになってくると「解体」という選択があります。この3つが基本的な形です。

 

我々のような中山間地域になってくると値段がつかないというパターンがあります。土地建物、不動産に対して通常高く売れていた時期もありましたが、最近では人口減少の流れもありますし、賃貸の物件もたくさん出てきましたので需要と供給のバランスというところで値段がつかない選択肢の1つとして「おゆずりする」というパターンもあります。このおゆずりするパターンも民間の欲しいという方に「どうぞ」というパターンもありますし、地区の方におゆずりするパターンもありますし、これはほとんどないですが行政の方に寄付をする、おゆずりするということもあります。というような流れが4つ目。

 

これで全部出たかなというような感じはしますが、私たちが1番お願いしているといいますか、この選択にしてほしいというのが最後にお伝えする「家族で使う」です。家族で使うということはお金もかかりませんし、悩むこともないですし、なんといっても先祖代々使っていくという形というのは家も喜びますし先祖も喜ぶというような流れではないかなというふうに思っています。ですので、1番最後に言いましたが、私はこの選択を1番最初に言います。「家族で使う方はいらっしゃいませんか?」と。

 

家族という形はもちろんお子さんというお話し以外にお孫さんや親戚の人たち、そういうところに声を掛けていただくという選択もありだと思います。そこを我々はおしていったのですがいろんな事例があります。最初は使わないといっていても声掛けをしていったら、いとこやいとこの子どもから使いたいという声があったりしますので、あながちゼロではないということも実際に起こっています。ぜひ家族で使うという選択もひとつ考慮いただければなというふうに思っております。ということで今日はこのへんでありがとうございました。

 

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