集落に考えてもらう大切さ

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。空き家ツアーも今年度分終了いたしまして、そのレポートを今まとめています。報告はLINE上もしくはホームページ上で掲載していこうと思いますので、ぜひそちらのほうもご覧頂けるといいかなというふうに思っております。さて今日は、「集落に考えてもらう大切さ」というテーマでお話しさせていただきます。

 

福井県美浜町の私たちが活動しているエリアは37集落。分かりやすくいうと、町内会に分けられています。そしてそれぞれの集落には区長さんといわれる方がいらっしゃいまして、それぞれの自治会の組織を持っています。みんながみんな同じではなくて、それぞれの集落でそれぞれの特色があります。そこに空き家というのはほとんど存在していまして、その空き家に人が入ってくるとなりますと、集落の中に新しい人が入ってくるという事実が生まれてきます。

 

そうするとその方に区民になっていただくとか、区の行事に参加してほしいというところを集落の方は考えていくわけです。ただ集落単位もしくは町単位で考え、大きな町や都会と比べるとそういう頻繁に人の出入りがあるという経験があまりないので、新しい人が来るということに対してウェルカムな部分もありますし、抵抗もありいろんな気持ちが存在します。集落の皆さん住民の方にとっても、その度合いが人によって違ってきますので非常に難しい問題であります。

 

全員が全員に理解してもらう事は難しいですが、2つの選択を考えると「新しい人が入ってくるとバランスが崩れるから困る」か「これからもっと入れていかないと町の存続が難しいのでウェルカム」という二者択一となってくるわけです。普通は後者ですよね。ウェルカムといった体制ではいっているのですが、実際に入ってくるとなるとやっぱりいろんな声が出てきます。我々としてはそれを選択するのは集落の皆さんであって、集落の考え方ですから1回考えてみてもらいたいと。逆を言うとそういうきっかけがなかったから考えるきっかけもなかったというのが現実です。

 

いざ住みたいと思う人が出てきたら、集落の皆さんに考えてもらう。今後のあり方、もちろんぼんやりとした考え方は議論されてきたでしょうけれども、ほんとに入ってくるとなると「ルール決めはどうする」「これから区の未来をどう考えていくのか」ということを真剣に考え出していくということが、最近目の当たりにし感じました。やはり空き家問題、移住問題そして1つの課題としては集落にどうやって考えてもらうかということの大切さを改めて最近知ることになりました。ですので、集落のあり方というのも1つのテーマかなというふうに思っております。ということで今日はこのへんで、ありがとうございました。

 

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