空き家の賞味期限は

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。今日は「空き家の賞味期限は」というテーマでお話しさせていただきます。空き家に関して仮に賞味期限ということを設定するのであれば、その賞味期限の境目はどこかというとやはり使えるか使えないかという話になってくると思うのです。

 

使えるという段階のものは修繕すれば何とか使える、もう修繕してもなかなか難しいもしくは大幅な修繕をしないと使うのは難しいというような境かなというふうには思っています。もっと簡単にいうとすぐ使えるかそうでないかというところかなと、ざっくりしたすみ分けができるかなと思います。なぜそういうすみ分けをするかというと、やはり大きな修繕をしないといけないというのは一般的にですが流通しにくいです。すぐに使えないイコール修繕費がかかる。

 

修繕費を所有者の方がもってくださるのならいいのですが、だいたいは利用者側のほうで何とかしてくださいというふうになります。修繕費をそこまでかけてとなると、「他の賃貸で借りた方がいいよね」とか「アパートほうがいい」という話になりますので、金銭的な負担というところでいうとやはりすぐ住めるほうが流通はしやすいです。というところで考えますと、この賞味期限というところは非常に厳しくなるということはイメージしていただけると思います。

 

その中で、ではどれぐらいの年数なのかといいますと維持管理がしっかりされている状態であればたいしたことはないのですが、一般的にはこまめに維持管理をされている方は少ないですのでそういうことを鑑みるとやはり3年から5年ぐらいかなと思っています。もう家に誰も住まなくなって3年から5年ですから、よく考えてみると住んでいた方が施設に入るとなった時にそこからカウントですので、非常に厳しい状態ではあるなと思っています。元々の家がずいぶん古いとなってきますと、さらにその期間が短くなってきますので、すごく大げさなことを言えば1年ぐらいでダメになってしまう。

 

1年ぐらいで賞味期限がやってきてしまうということも中にはございますので、適切な維持管理と早期決断というところが大事かなというふうに思っています。皆さんの情報の共有の中ではもうちょっと長いのではないかなと思われる方もいらっしゃると思いますが、すぐ住めるという観点でいくとだいたいそれぐらいかなというふうに思っていますので、なかなか決断しにくいところではございますがそういうところも視野に入れながら流通の検討をしていただければなというふうに思っております。ということで今日はこのへんで、ありがとうございました。

 

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