【課題】空き家バンクはゴールではない

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。今日で3月も終わりです。年度末の3月31日になりました。明日からは4月新年度に向けてスタートという感じでございますが、皆さんいかがでしょうか。その年度末に一応ふさわしいか分かりませんが所有者の課題について、今日は「空き家バンクはゴールではない」というお話しをさせていただきます。

 

長年空き家のマッチング事業をしておりますと、いろんな場面に出くわします。所有者の方に寄り添いながらいろんな課題を解決していくのですが、特に我々早期決断というテーマで動いている中で我々のゴールとしては空き家バンクに登録していただくというところが1つのゴールではあります。そのためにいろいろ売るのか貸すのか、1番いいのは家族で使うことですがそれは除外したとしても、流通に出すということに関してはそのあたりを決めていただいて、家族の理解をいただきながら前に1つずつ進んでいき次の買い手や借り手を探すという手段の1つとして空き家バンクがあるという位置付けになりますので、空き家バンクの登録が1つのハードルを越えたといってもいいのではないかなというふうに思っています。

 

ですが、これはあくまでも我々の1つのゴールであって実は所有者の方にとってはまだまだスタートだということは忘れてはいけないのではないかと思います。特に所有者の方も出したらすぐにお客さんがつくというような思い込みもけっこうありますので、ここが非常に課題だなと活動を通じて思うところです。詳しく言うとバンクに出せばすぐに見つかるというところと、現実はそこからだいたい2.3年ぐらいはかかるものです。もちろんすぐに決まる物件もあります。不動産業者さんの協力もありますし、家の状態もあります。そのへんのところでしょうね。

 

なので「バンクに出すことは重要ですがそこがスタートなのですよ」と。もちろん、ご自身も売るとか貸すと決めたのであれば、そういうお客さんを引っ張って来られるようなネットワークを利用してご自身の友達や知り合いにお声かけするというのも1つですし、不動産業者さんに「お願いします」とてこ入れをいただくのも1つです。意識的にこれからがスタートというところを認識していただくことが非常に大事だなというふうに思っております。大きな課題になりますので是非マッチングをされている事業所の方であったりNPO団体の皆さんであったりは、このあたりをしっかりお伝えいただければなというふうに思っております。ということで「空き家バンクはゴールではない」というお話しでございました。今日はこのへんで、ありがとうございました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー