【効果】空き家調査の非効率な原因は手戻り

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。さて今日はふるさぽアイテムの1つ、ふるさぽマップの効果についてお話ししようかなと思っています。テーマは「空き家調査の非効率な原因は手戻り」というお話しです。

 

このお話しは講演会でもよくします。我々平成27年度に地元美浜町から空き家実態調査の委託事業を受けまして、全地域全集落の空き家を調査しそれがどんなふうなランク付けになるのか、という状況のデータベースを作りました。その時に調査自体も地元で少ししていましたが、本格的に全域で行うという話になった時は効率よく予算の限度もありましたし、そのへんを含めて効率よくやりたいなと思っていましたので、逆に非効率なものは何かな足かせになるものは何かなと調査する前に市町村の空き家担当部署にお話しを聞きまして、もう既にやっているところを含めてどうですかという話を聞いたら、「たいへんですよ」ということをいくつかの自治体さんから聞きました。「何が大変なのですか」と聞くとまず道具が多いということでした。

 

まず1つ目にカメラ、実態調査の調査表そして地図など。それを持って1軒1軒回っていくわけです。1日数十軒回って事務所に帰ってきてそれをデータベース化として分類わけすると。それぞれの家に対してデータ化していくのですが、そこで問題なのが家の地図と写真の整合性がつかないということ。1日数十軒回りますのでその家毎に印をつけながら行くということをやればいいのですが、けっこう量が大変ですので適当に写真を撮っていきます。

 

問題は田舎に行けば行くほど日本家屋が多いということと、日本家屋はよく似た家が多いですのでどの家の写真だったかというのが明確にならずに1度行ったところにもう1度確認しに行くと。家と写真がリンクしないという問題がありますので、そういう時間もしっかり見込んだ状態で調査されたほうがいいですよというアドバイスを受けました。なるほどそういうところも見越さないといけないのかということであれば、時間を見越すよりも効率的にやる方を我々は選び、先ほどの写真・調査表・地図これをiPad上に埋め込んで自分が今どこにいるのかということも含めてGPSの機能もありますので、迷わないそして2度も行かない手戻りをしないということを重点的にやりました。

 

そういう意味では調査を始めて手戻りが1度もなく効率的に調査が出来ました。ということでこれから調査を始めよう、もう1度本格的にやってみようという方は是非非効率な問題手戻りを無くすと非常にスムーズに動きますし、人数が限られていますのでこの手戻りが多いと作業としてはやる気をなくしてしまうことが多いです。そういう意味でもモチベーションを維持するために手戻りはなくしたほうがいいというようなお話しでした。そのためにもふるさぽマップを1度見ていただくのも1つかなと思いますので、ご興味のある方はまたご連絡いただければなと思っております。ということで今日はふるさぽマップの効果「空き家調査の非効率な原因は手戻り」というお話しでした。ありがとうございました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー