【課題】じわじわやってくる空き家予備軍の存在

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。さて今日は空き家予備軍のお話しをしようかなと思っています。課題でもありますこの空き家予備軍、テーマは「じわじわやってくる空き家予備軍の存在」というお話しです。

 

空き家予備軍の定義というのは65歳以上の単身高齢者世帯のことを指しています。この数字を3年前に調べたことがあり、その時はたしか671世帯。平成31年度に調べました。当時空き家が400軒あるかないかみたいな話をしていましたので、足したら1000ぐらいですねという話で。3600世帯のうち空き家予備軍を含めると3軒に1軒ぐらいが空き家、もしくは空き家になるかもしれないという数字にけっこう驚かされました。そのあとはしっかり調べていなくて670ぐらいであろう、団塊の世代がピークになるということがありましたのでじわじわ増えていくだろうなというふうには思っていました。最近もう1回調べてみました。

 

令和3年として調べましたが、やはりじわじわ増えてきていますね。過去5年間ほどもう1度調べてみるとじわりじわりとだいたい年に10軒ほど増えていました。これは単身世帯の話しですので、仮に亡くなると世帯数ですので数は減るのです。増えていくということは亡くなっている人よりもどんどん増えているという意味合いですので、可能性がどんどん広がっているという捉え方をしてもいいのではないかなというふうに思っています。これはおもしろいことにじわりじわりと全体数で増えていっているのですが、個々の集落ごとで見ていくとまたこれはこれで違う側面が見えてくるわけです。

 

不思議なことで集落ごとによって傾向がだいたい同じなのです。ある集落ではほぼ横ばい、ある集落では右肩上がり、これは何でしょうか。因果関係があるのかよく分かりませんがそんな傾向が見えてきたり、増えてきたりしているということは今後注目していかなければいけない、空き家になる可能性が高いというところでもあります。全体でいくと先ほども言いましたが10軒ずつぐらい増えていっている感じです。これは毎年とっていった方がいいような感じが個人的にはしています。

 

これは行政の仕事になるのか我々の活動になっていくのかはちょっとよく分かりませんが、認識する上では数として把握しておいた方がいいのではないかなというふうに思っております。なので、このデータも「65歳以上の単身高齢者世帯の数字を知りたいのですが」と行政に連絡していただければ出してくださいますので、空き家の取り組みをされている方は1度見てみるのも1つの手かなと思っております。ということで今日は課題の1つ空き家予備軍のお話し「じわじわやってくる空き家予備軍の存在」というお話しでした。ありがとうございました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー