【気持ち】所有者の気持ちに寄り添うとは

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。さて今日も昨日に引き続き、以前オンラインサロン空き家ラボのほうで記事にしました内容をお話ししようと思っています。テーマは「所有者の気持ちに寄り添うとは」というお話しです。

 

ふるさぽでいろいろ所有者の方をどうすれば決断に導けるのだろうかと原因を追究して、それを1つずつ解決していく方法。所有者の方の行動なんかを分析しながら、そのへんは時間をかけてこうではないかという仮説を立てながら動いていったものの1つで3つの整理というものがあります。その整理をする1つに所有者の気持ちというところの整理をしてあげることが非常に大事だなというところが経験上分かりまして、気持ちをどう整理していくかというお話しの1つに所有者の気持ちに寄り添う行為というのが大事だなというふうに感じています。

 

寄り添うって一体どういうことですかという話なのですが、所有者の方からするといろんな問題課題がありまして、それを1つずつ片付けるには時間と気持ちの整理というのが非常に必要で、具体的にいうと思い出ですね。思い出をどう消化していくかということです。思い出を消化するということは、空き家を手離すイコール思い出も捨てないといけないのか。もしくは家にある家財道具や家自体もそうですが、その折り合いをどういうふうにつけていくかというところが難しいところです。

 

我々は所有者の方とお話しする中で、その家は所有者の方のものですので我々は第三者です。第三者の立場でどう振る舞えばきちんと消化できる手伝いが出来るかという話になると、1番大事なところは家であったり思い出であったり家財道具は特にそうですね。ゴミではないという認識をした方がいいです。よくありがちなのですが、家財道具や何気ないちょっとしたものを捨てていくということは、いらないのなら捨てたらいいのではないかというふうに言いがちです。

 

最終的に物は減ったほうがお金もかかりませんし、家財道具や物があるだけで次の人が入りにくいということもありますので物はない方がいい。ですがそれを捨てるにあたり大事なものの1つというふうに捉えた方がいい。逆をいえばゴミの認識は少し外したほうがいいと思います。きちんと物に対して思い入れを聞き取りながら、そしてどうしても使わない物はそこで処分するというような流れを、いわゆるプロセスを1つ作ったほうがいいかもしれないですね。

 

いきなり何も聞かずに捨てるというのは、所有者の方の気持ちに深く「本当にそれでよかったのだろうか」とか「まだ思い出残っているのだけれど」というところがありますので、気持ちに寄り添うということは捨てるもの自体にはゴミではないという認識が大事だと思っております。本当にこれは大事なことでいらない物は捨てたらいいじゃないですかというような切り口でいくと、せっかく決断したにも関わらずそんな人にはこの家の行く末を一緒に考えていくのは嫌だなと思ってしまうと、タイミングを失ってしまうこともありますので私の経験上ものと考えない方がいいかもしれないですね。ということで今日は「所有者の気持ちに寄り添うとは」というお話しでした。ありがとうございました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー