【ニュース】転職なき移住について

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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。さて今日はニュースについてお話ししようかなと思います。テーマは「転職なき移住について」でございます。実は昨日のニュースで新聞に載っていました。

 

政府がいろんな方向性を示す骨太の方針。政府4計画を発表致しました。「まち・ひと・しごと創生基本方針」というものの中で、これからデジタルであったりいろんな環境問題であったりということの方向性をつけているというところで、移住に関してこれからこういう方向でいきましょうという話の中でキーワードがありました。それが「転職なき移住」というキーワードです。これはよく考えたなと思いました。恐らくこれは現場を知らないと分からないキーワードだと思うのです。

 

移住の話になり、移住を促進しようと思うと何がネックかというと、住まいと仕事なのです。我々の地区でも相談があるのですが、まず重要視するところは何かというと家よりも仕事なのです。「北山さんそちらの方では仕事はありますか?」とよく聞かれるのですが、イメージ的には都会の方は仕事があって田舎には仕事が無いと思われることが多いです。実際にハローワークなどに行くと仕事がないわけではなくて、もちろん種類は少ないですがないことはない。しかしない種類と市街地の種類を比べると市街地の方が確実に多いことが理解できると思うのです。

 

比較すると少ないですが仕事がない事はないというところになってきますので、山間地など我々のようないわゆる田舎といわれるところには仕事が無いから移住の促進が難しいという流れになるのです。非常にもったいないなとは思っているのです。せっかく「ないことはないのにな」と思いながら、だからあまりおすすめしてくださらないという流れも一部あったりするのです。となると仕事がネックに移住が進まないということは、現場を知れば知るほど分かると思いますし、仕事が無いならば転職せずに移住ができるという方向性をつけたわけです。そういう方向性で移住を促進していこうと。

 

実はもう1つネックがあってこれが我々の本題の話しなのですが、移住者がまずいないといけない、そして仕事がないといけないということ、あとは住まいですよね。住まいが無いとこれは成り立たないです。住むところが無いとダメだというところで。次の課題は恐らく空き家や住まいを確保することだと思うのです。このあたりはきっと国も空き家に関して数も把握していますし、空き家特措法というところで空き家の取り組みも5年以上前から進めていますので、何かの方向性をつけながらいくのだろうなと思いますが、次に大事になるのはやはり住まいの確保。

 

確保するためには所有者の方にしっかり行く末の方向をつけていただいて、もし使わないのであれば移住者の方に住まいを提供できるような環境づくりがこれから進んでいくのではないだろうかというのが今日のニュースから読み取ったところでございます。なので、大きく国が動くということは地方自治体も動くと思いますので、そういう意味でも「転職なき移住」というキーワードはここ数年ガツンとやってくるのではないかなと思っております。皆さんの地域でも転職なき移住が主流になってくるころには、空き家の掘り起こしも並行して実践されていることが1番いいのではないかなというふうに思っています。ということで今日はニュースについて「転職なき移住について」というお話しでした。ありがとうございました。

 

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