空き家は思う以上に早く傷む

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空き家社会活動家のためのオンラインサロン「空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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皆さまこんにちは、北山でございます。私は福井県美浜町で建設業をしながら、空き家マッチングのNPOを運営しております。最近では、「空き家の問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております。

 

今日は前回お話しさせていただいた続きになるのですが、空き家を管理する上で長く空き家はもつというような誤解があります。極端に言うと10年15年はもつというふうに思っている所有者の方は多くいらっしゃいます。

 

実はそんなことはなく今年みたいな雨が続いたり、雨量が多かったりと環境の変化によってはあっという間に、1年を待たずにして空き家は使えなくなることもあります。オンラインサロン空き家ラボでも詳しく話はしているのですが、空き家のだいたいが配管から傷んできています。

 

昭和50年代に建てた家の配管は鉄管が多く、鉄管が多いと通水をしていれば問題ないのですが、半年から1年ほど放っておくと錆びついてしましいます。錆びつくとどうなるかというと、その錆びついた水が配管を通りボイラーにいくことで痛む、ボイラーが痛むと風呂が使えなくなるのです。風呂が使えなくなると、住もうかなというときにボイラーお風呂等直さなければいけません。

 

我々の経験上だいたい直すのに100万円程度はかかります。こんな状況になると、買い手がついても修繕費用で「やっぱりいいです」となることも多々あります。他には雨漏りなどもありますが、一番は配管水回りです。見えない部分があるので軽視しがちです。

 

使えないイコール買い手がつかないというようなイメージを持っていただければ正解かなと思っています。こういう事実をあまり知らなくて、放置した後に「どうしましょう」と相談される方が多いのが実状です。こうなってしまうと修繕費用を所有者さんがもつのか、買い手さんがもつのか。買い手さんがもつのであれば売値はどんどん下がってきます。となると所有者の方が困ってしまいます。

 

我々が困るのは所有者の方に満足していただけるように、早期決断をと言っている立場上、相談に来られたら必ず最初に何年空き家になっていましたか?更にはどのような管理をされていましたか?ということをお聞きして、売れる売れない、売れやすい売れにくいなどのお話をしています。

 

今後皆さん自身お持ちになる空き家も出てくるかもしれませんので、早期決断のための第一歩として家はすぐ傷むというところも少し視野に入れていただけるといいかなと考えています。このような話もオンラインサロン空き家ラボで詳しくお話ししていますので、ぜひそのあたりも入会していただいて聞いていただけるといいと思います。

 

今日はこの辺で終わります。次回もよろしくお願いします。

 

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