屋根は家の要

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空き家社会活動家のためのオンラインサロン「空き家ラボ」
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皆さんこんばんは。福井県美浜町で建設業を行っています。さらには空き家マッチングのNPO運営。最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。今日もどうぞよろしくお願いします。

 

今日は「屋根は家の要」というテーマでお話しさせていただきます。前回の音声ブログで家の傷みは早い、その中でも配管が特に早いというお話をさせていただきました。その時に屋根についてはあまりお話ししていなかったのですが、よく考えたら屋根も大変だと思い今回お話します。

 

なぜ大変かというと、空き家調査をするときに外観調査を行政の方が行うのですが、外観目視というものは見えるだけなので屋根までのぼりません。外観が良くて使えるなという判断になり、すぐ使えるという良いランクがつきます。しかし実際に中に入ってみると雨漏りが酷かったり屋根が抜けていたり…。

 

我々も美浜町以外の2階建て木造家屋の空き家ですが確認させていただいたときに、屋根が抜けており、2階から1階に床が抜けていました。腐っていてボロボロで、使えるとかそのような問題ではなく、とても立派な物件でしたので非常に残念な思いをした経験があります。

 

意外に外観だけでは分からないということが屋根では多くて、特に瓦屋根が1番分かりにくい。日本古来の建物の構造ですので瓦が重なっている状態。少しずれるとそこから雨が入ってしまいます。雨が入って直接雨漏りしたところからダイレクトに落ちてくるのであれば大丈夫ですが、梁や柱を通じて落ちてくることがほとんどです。

 

雨漏りをしている天井や、天井のシミがついている真上が漏れているかというと実はそうではないことが多く、逆をいえば雨漏りの原因は非常に見つけにくいのです。屋根が傷むと家としてはもうダメと言っていいほど老朽化の指標にはなるのではないかと思っています。

 

調査するときはできるだけ屋根もしっかり見てほしいのですが、できれば中を見ていただいて天井を見ていただいて雨漏りしている個所を確認できたら、出来るだけ早い段階で修繕することをおすすめします。配管や屋根など老朽化は見えないところから朽ちていく原因となります。

 

いち早く原因をつきとめることが大事だと思っています。次の腐食に繋がっていくということもありますので、少し頭の隅にいれていただけると維持管理もですし、長く家をもつという視点でも有効かなと思います。

 

このような話をオンラインサロン空き家ラボでもお話しさせていただいておりますし、実践的な話もしていますのでぜひご興味のある方は覗いていただいて、いいなと思った方はご入会していただくと、毎日ブログ形式で書いておりますので楽しんでいただけるかと思います。

 

それでは、今日もお楽しみいただきましてありがとうございました。

 

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