空き家の定義について

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空き家社会活動家のためのオンラインサロン「空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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皆さん、こんばんは。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。

 

今日は、空き家そのもののお話しをしていこうと思っています。NPOとして我々も足掛け9年ほど活動していますが、その中で空き家の数が全国的にも10数パーセント。これから20年経つと3軒に1軒ほど空き家になるという話をしていますが、そもそも空き家の定義はあるのかないのかという話になるのですが、実はあります。

 

これは国交省のほうで決まっていまして、簡単に言いますと1年に1回以上掃除をしていたり、中に入っていたりという利用実績があれば空き家ではないというふうに定義されています。ですので、一概に外観が古いから、住んでいないからという理由で空き家になることはないのです。

 

1年に1回しか使わないという家は、極めて空き家に近いと判断してもいいのではないかと思うのですが、決まりがあるため公表されている空き家の数は実際よりも少ないのです。我々も美浜町の空き家を調査した際、空き家の数が多いなと感じたのですが、1年に1回利用しているという空き家の定義に従うと、見た目よりも少なくなります。

 

皆さんの認識の中で、今公表されている数よりも空き家はもっと多いということを念頭に入れていただけるといいかと思います。もう1つ深いお話をすると、行政で出している空き家の数が公表されていますが、正確に把握をしているのかというところで、様々な調査方法があるためなかなか全国一律にこの数が正しいとは言えません。

 

ただ数をどう調整していくかというところで、1年に1回という見極めを入れていきながら調査していきますので、数としては不安定であり非常に難しい問題です。併せてこの話も今後深くしていきますが、我々のテーマとしている「空き家予備軍」も同じです。

 

国交省でも空き家予備軍の定義は言っていないのですが、我々の中での定義は、65歳以上の高齢者単身世帯。1人暮らしの65歳以上単身高齢者としています。決まりが明確でない分、数の把握が難しいのです。見た目よりは数は多いという認識をしていただければ、現実とピッタリ合ってくるのではと思っております。

 

このような話をオンラインサロン空き家ラボのほうでは、もっと深くお話ししていますのでぜひ興味のある方は覗いていただいて、さらに入会していただければフェイスブックのグループ上で運営しておりますのでご参加いただけたらなと思っております。それでは今日は「空き家の定義」についてお話させていただきました。ありがとうございました。

 

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