空き家問題はどれだけ巻き込めるかがカギ

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空き家社会活動家のためのオンラインサロン「空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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皆さん、おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。

 

お盆となれば、所有者の方からの相談が多くある時期なのですがコロナの影響で直接お会いするということも少ないのかなと思います。さて今日は「空き家問題はどれだけ巻き込めるかがカギ」というテーマでお話をさせていただきます。

 

このテーマですが、全国各地で空き家は問題視されています。一方でどうしても取り組みが行政主体になってしまう。これはなぜかというと、空き家特措法という法律がもとになりそれから県にいき県から市町村にいくという流れになっていますので、取り組み自体は市町村が中心に担当者をつけながら動いているのが実態です。

 

行政の取り組みとなってくると、どうしても数値目標というのがメインになってきます。これはしょうがないことである一定期間とくに年度ごとに数値目標を立てながらその数値に沿って動いていくという感じになります。それもすごく大事ですが、それにとらわれすぎて数字数字と先走ってしまうことも逆にあったりもします。

 

個人的に私はあまり数字にこだわらない方が良い、となると取り組みとしてはバランスが悪いということがありますが、そもそもの取り組みというのは空き家を減らすとか放置しないという方向性なので、法律で縛るというのは最終的な手段だと思っています。それはそれでいいのですが、ではどうしたらいいのというのが今日のお話しです。

 

行政だけではなくて行政を主体として、さらに我々のNPOが動いていく中で主体はそこで動きますが、ほんとに考えていただかないといけないというスタンスで巻き込んでいきます。住民であったり隣近所の人であったりもちろん行政の横並びの部署なども巻き込みながら、ひとつの誰かがやるではなくてそれはただ段取りや流れをつくるだけであって本当に動かないといけないのはその人たちではなくて巻き込んでいく先の人この人たちにどう動いていただくかということが非常に大事。

 

しかしこれは数字で表せられないのです。これが一番大事なところ。基礎ができていないのに数字ばっかり追って何をしているのかという話になることもよくありますので、もし自分の町の空き家問題がうまくいっていないということであれば見直していただく必要があるのではないかと思います。

 

私自身基礎はやっぱり巻き込み力だと思います。土台がしっかりしていないと何しても応用力はききません。ですので、巻き込み力をつけてから次の施策、もしくは巻き込み力をつけながら並行してやっていくというような形をとっていただくとうまくいくのではないかなと思います。

 

このような話も2014年からメルマガで書いています。この内容をその中から抜粋して、ずいぶん前の話ですが4年5年経ちますけれども状態は当時とあまり変わっていなくて改めて基礎的力は大事だなというふうに思っています。それではお時間になりました。今日も良い1日をお迎えください。ありがとうございました。

 

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