空き家の流通をうながすワークシート 空き家つなぐ履歴書

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空き家社会活動家のためのオンラインサロン「空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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皆さん、おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。

 

今日はお盆入りですね。お休みの方も多いかと思いますけれども少々のお付き合いをよろしくお願いします。今日は「空き家の流通をうながすワークシート 空き家つなぐ履歴書」というテーマです。我々はこれを「つなぐり」と呼んでいます。なぜこのようなものを作ったのかお話しさせていただきます。

 

そもそも空き家というのはなかなか売れにくいという側面があります。もちろん早く決断された方の家は可能性が高くなりますが、10年15年放置されたままの家は管理も行き届いてない部分もあります。皆さん想像できると思いますが、その家に住みたいどうしても欲しいという方は少ないのです。

 

では、その家は放置したまま解体への道につないでしまっていいのだろうかと常々考えていました。活動当初から、側面は見えていました。「じゃあ、どうするの?」というところで、我々は価値を上げるという方法がいいのではないかと思いました。古い家に価値をつけて、「そんな価値があるならほしい」という方をつなげていくというのが流通の一環としてはいい方法だと思っていましたが、価値にもいろいろあり、お金の価値やそれ以外のものもあると。

 

お金の価値に関しては固定資産税等々の指標がもう既にその家についてしまっているので、それ自身がひとり歩きしているということがあります。お金のことは難しいので思い出だったり、所有者の方のエピソードだったり家にまつわる目には見えないものをかたちにしていこうと考えました。

 

それをするためには所有者のヒヤリングしかないのです。所有者の方がどう過ごして、どういう経緯で空き家になったのか、またどのような思いを持ってらっしゃるのか。さらには価値を上げると並行に所有者の方の落としどころっていうのも側面に含まれていて、なかなか自分の所有物を人にお渡しする時には思い入れがありますので、そこをしっかり整理させておく必要があります。

 

なので、お話しいただきながら手放さないといけない時期だと自然に認識していただくことが必要だと思い、それに似たものはないかとスタッフと話していました。「履歴書はどうだろう?」学校へ行くときや就職するときに必ず必要な履歴書。ここにはいろいろな歴史が書かれていて自分の思いも書くところがあると。このアイテムを利用しながら問題の整理をしていこう、これが1番いいのではないかと思い「空き家つなぐ履歴書」というものを作ったしだいです。

 

中身の事はまた次回お話しします。きっかけはこんな感じです。またオンラインサロン空き家ラボでは詳しく書いていますので覗いていただけたらなと思います。お時間になりました。今日はこのあたりで終了させていただきます。また明日。お楽しみに。ありがとうございました。

 

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