空き家マッチング活動で忘れてはいけない2つの事 その2

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空き家社会活動家のためのオンラインサロン「空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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皆さん、おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングNPOを運営していたり、「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。

 

今日は昨日に引き続き「空き家マッチング活動で忘れてはいけない2つの事」というお話し、2つ目は「空き家は地域に存在する」というテーマでお話しさせていただきます。「空き家は個人の持ち物だ」という話を昨日しましたが、この2つよく考えると当たり前の話です。

 

新築物件とは違い、空き家というのはそもそも誰かが住んでいた。ということは暮らしがあり、生活があったわけです。そしてもちろん共同で生活をしていますのでそこには集落や町内会が存在します。なぜこんなことを言うのかというと、次に住み継ぐ方が移住者というくくりで考えると移住者の方は思いがたくさんあります。

 

とくに都会から来られる方は田舎に対しての願望、要望、妄想がとても大きい方がいます。具体的にいえば大自然の中でのんびりと誰にも干渉されずという話をよく聞きます。空き家社会活動家の皆さんにとってはよくある話だと思いますが、実際にそんなことができるところはほとんどないのです。

 

なぜかというと、今このテーマです。「地域に存在する」からなのです。しっかり集落とも向き合いながら、お付き合いしながら自分の好きなことをやっていくという話です。いきなり都会でできないことを田舎で存分にできるということは、私の経験上ほとんどありません。そこで衝突してしまうので、1年経たずにやっぱり都会が良かったという話になり残念なマッチングになるパターンがあります。

 

その時にいつも最初にこの事実をしっかりと移住者の方に伝えるという努力をしなかったことが大きいなと思っています。来てほしいのはやまやまですし、人口が増えれば町も賑わうので来てほしいですが最初からおいしい話だけをして田舎の常識をしっかり伝えていなかったばっかりに変な方向にいってしまうことが多いので、私自身がそうですが空き家は集落であったりとか町内会であったり地域に存在することを忘れないようにしているというお話しです。

 

こんな話も2016年から始めているメールマガジン「空き家のコト」のほうで話していました。さらにオンラインサロン空き家ラボの方でも詳しく話をしていますので、ぜひご興味があれば覗いてみていただければなというふうに思います。今日はこのような話になりましたけれども、日々変わっていきますのでまた明日もお聞きください。ありがとうございました。

 

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