【所有者の声】介護福祉の施設に使ってほしい

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。今日は所有者の方のよくある声についてお話ししようかなというふうに思っています。「介護福祉の施設に使ってほしい」というテーマです。

 

所有者の方はここでも何度もお話ししていますが、そういう家を貸したり売ったりという経験がほとんどない方が多いです。なので、初めての経験が多いのですが、「どうせ誰かに使っていただくのならば」という選択の中で比較的多いのが介護福祉に関する利用を望んでいる方がけっこういらっしゃいます。なぜかというと1つは社会的に役立てたい、地域の方に喜んでいただけるような使い方、そこにいらっしゃったおじいちゃんおばあちゃんを看取った子どもたちが介護福祉の部分で非常にご苦労されたという点、施設職員さんの苦労も分かっていますので、その人たちのために何か役立つことは無いかという思考の元で希望されるという方が多いと聞きます。

 

所有者方にもなぜそうなのですかと聞くと、やはりそういう声が出てきますので身近に接した社会問題というところなのでしょうか。使ってほしいとお声をいただきます。我々としても出来るだけ所有者の方の意思を尊重したいと思っていますので、そのあたりいろんな施設の方であったり専門家の方であったりにお声がけさせてもらい、もしニーズがあればこの家を役立ててほしいというお話しは繋げようとはしています。ただなかなかそこには繋がらないという現実も一方であります。

 

施設としてたくさんあるということと、簡単に普通の家を介護福祉等の専門的な用途として変えるというのが少し難しいという部分があるのと、やはり費用ですよね。すぐに使える状態のものではないということであれば、改修をしないといけないとなってくるとお金がかかると。そこまでの負担を利用者の方ができないとなるとなかなか難しいというふうになっていくのです。この要望がうまくいかないことに、我々もせっかく言ってくれているのになあと思いながらしているのですが、なかなか繋がらないというのが課題の1つでもあるかもしれませんね。難しいところです。

 

しかし、そういう思いを持ってらっしゃる方が多いですので、これを今後どういうふうに展開していくかということも大事なことかなと思っていますので、空き家マッチングをされる皆さんにとってニーズを頭の隅に置いていただけると次の展開に繋がるのではないかなというふうに思っております。ということで今日は「介護福祉の施設に使ってほしい」というテーマでお話し致しました。ありがとうございました。

 

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