【目線】転職なき移住を地方の目線で

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。さて連日、転職なき移住のお話しをさせていただいておりますが、今日も同じく転職なき移住のお話しです。少し目線を変えて私たちが住んでいる地方の目線で「転職なき移住を考えると」というようなお話しをしたいと思います。

 

我々ふるさぽの活動としては空き家を掘り起こして移住希望者の方とマッチングをしていくというような流れになっています。主軸としては空き家を掘り起こす方を重点的に行っています。掘り起こした空き家に関しては、もちろん我々もマッチングしますが不動産業者さんにもお願いし空き家バンクというツールを使いながら、どんどん広げていこうかなというところでいるのですが、田舎の方の目線で移住というところを考えるとだいたい皆さんおっしゃるのが「こんな村によそから来られる人って本当にいるのか」という目線があるのです。

 

これは全国どこでもいろんな地域がありますけれども、きっと同じような感覚を持っていると思うのです。都会の方からすると、地方といえばどこでも一緒だしそれぞれの気候の変化もあり日本全国地方ひとくくりですが、ここというピンポイントというのはあまりなくて偶然のきっかけというかそういうのを移住フェアなどで見つけて紹介してもらい、行きついたところがそこみたいなのが多いですので、特段ここじゃないとダメというのはよっぽどのことがない限りないと思うのです。

 

ただ受け入れる、来ていただく方の目線からすると、「なぜうちなのだろう?」ということともう1つは今回転職なき移住というお話しですので「仕事を辞めてまでなぜここに来るのかな?」と。何かよっぽどの事情がない限りこんな田舎に来ないだろうという思考が実はあったりします。もう1度移住の方から考えていくとそんなことはあまりなくて、もちろん移住を決めようと思った理由はたくさんあるでしょうけれども、ひっ迫した状態で逃げていくということは無きにしも非ずですけれども、そんなに頻繁にはなくて田舎で暮らしたい子どもたちを自然の中で育てたいという気持ちもあるのですが、なかなかそれが田舎の地方の方にダイレクトに伝わっていないという現状があります。

 

先ほども言いましたが、仕事を辞めてまでこんな田舎に来るなんてという意識が今回の転職なき移住でけっこうハードルが下がると思うのです。仕事は都会でやっているそのまま住まいをこちらに移してきているということになると、仕事はそんな形で出来るのねという意識で変な先入観や思い込みがなくなりますので非常にいいと思うのです。我々もいろんなマッチングをするのですが、「入ってくる人はどんな仕事をしてどんな人でどこから来て子供は何人いるか」ということをよく聞かれます。住んでいる方からすると不安なのでしょうね。それはよく分かるのですが、いちいちそれを説明しないといけない。もちろん個人情報もありますし言いたくないこともありますから伝わらないとなおさら地元の方は不安がるのです。

 

そういう意味では転職なき移住ですと繰り返しになりますけれども、本当に地元の方が安心します。身元調査まではしませんけれども何となくの雰囲気でお伝えするところでの流れで、仕事に関しての明確な答えがきちんとお伝えできるというのは非常に安心、且つ都会での仕事を完全に辞めてこちらに来る。まず住まいを見つけてから仕事を見つけるとなると何も仕事をしていない状態で来るということに対して、地元の方がいい悪い別ですけれども不安がるということもありますので、そういう意味では転職なき移住というのは地元に安心感を生むというような流れにこれからなるのではないかなというふうに思っています。

 

なので、おもしろい展開だなと思いながらこの転職なき移住を考えていますので皆さんもそんな機会があれば地元のことを考えてみるのも1つかなというふうに思っています。ということで今日は、地元の目線から転職なき移住を考えてみました。ありがとうございました。

 

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