【課題】集落がおきざりになっていないか

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。今日は課題についてお話ししようと思っています。この課題については最近よく感じること気づきがありましたので、ここで課題というふうにしてテーマとし取り上げたいなと思っています。「集落がおきざりになっていないか」というテーマでお話しさせていただきます。

 

空き家物件の取引は企業もありますけれども個人間の取引ということで特段そこに住所がある集落、もしくは町内会の方が関与することはほとんどない。あってもおかしな話ですしあってはいけないというふうには認識されていますし、誰がどこに住もうがいいのです。もちろんそれは憲法でも保証されていますし、ぜんぜん問題ないのですが町内会というところでいくと、集落という言い方がベストかは分かりませんがそこの自治会に所属するということには間違いないと思うのです。入る入らないは別に置いておいてその集落の中に溶け込んでいく必要があるとは思います。

 

我々がマッチング事業をやっていく中で悩みに悩んだことがあって、集落の皆さんにはマッチングが終わった後に「この人がやってきますのでまたお世話してあげてくださいね」という話をするのですが、マッチングが終わって契約が終わって家に人が入ってきたあとに報告というのは通常考えられることです。しかしこの時点で実は集落の方が置き去りにされているというふうに最近よく感じるのです。この感覚は地元の方でないと分からないと思うのです。それはいちいち報告しないといけないのという話があるのですが、報告する必要は全くないのです。

 

個人間の取引ですのでここは何の義務も何もないのですが、我々が所有者の方であったり移住者の方であったりとコンタクトをとるように、やはり同じスタンスで集落の人にも関わってもらう必要があると思うのです。それはなぜかというと、先ほどもいったように置き去りになっているからなのです。よく分からない状況が進んでいく事の不安さ、都会に行くと誰が住もうとあまり気にしないのですが、田舎ではそうはいかないのです。お互いの共同作業、共同体として動いているという側面は都会よりも多いですので、そういう意味では移住の関係であったり空き家の関係であったりするのは、個人情報はしっかり本人さんに確認しながら集落の方を巻き込んでいく必要があるのではないかなというふうに最近思うのです。

 

なので、皆さん考えていただきたいのは、置き去りになっていないか。集落の皆さんであったり周りの方の関係性であったりにおいて、置き去りになっていないかどうかを1度考えてみていただければなと思うのです。これはどちらかというと集落内部の目線でいくとそのような感じがするのです。それがダメとかいいという話ではなくてそういう機会を持った方がスムーズな生活にお互い移行していくのではないかなというふうに思っていますので、ぜひそのあたり1度検討いただければなというふうに思っております。ということで今日は「集落がおきざりになっていないか」というテーマでお話しをさせていただきました。ありがとうございました。

 

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