空き家をタダであげるのはタダではない(所有者向け)

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。

 

今日は「空き家をタダであげるのはタダではない」というテーマで所有者の方向けにお話しをさせていただきます。このテーマも2016年から始めていますメールマガジン「空き家のコト」からの抜粋です。

 

空き家マッチングの活動をたくさんしており経験も数も多く期間も長いのですが、その中でよくある相談は空き家を手放したいがなかなか手放すことが難しい、というのが個人的な事情だったらいいのですが、間接的に売りたいが買ってくれる人がいないという現状もよく目にしていまして、そうなるとタダでもいいからあげたい、最近ではネットニュースで100円均一で売ります。

 

100万円という話もありますが、中には100万円か100円かみたいなそのようなニュースもでていますがそれに近くて、売るにも売れなくてタダでもどうぞというお話しがありますが、我々もタダでどうぞという経験もマッチングの中としていくつか取り扱いをさせていただきました。

 

そこにはもう1つ深い問題があり所有者の方がタダであげるというのはいいのですが、0円でどうぞお持ち帰りくださいというお話しがあるのですが、一方で購入する方はタダではない。何がタダではないかというと、例えば贈与税だったり登記費用だったりと費用がけっこうかかってきます。

 

登記費用に関してはだいたい値段は見えるのですが、税金というのは得する方にかかってきますので、贈与税は資産価値が高かったりすると資産価値の高いものをタダでもらう非常に大きな税金がかかったりするので、相手側が後でびっくりして「やっぱりいいです」という話になる事がたまにあります。

 

タダでもいいよという裏側をしっかり理解したうえで相手に「これぐらいの費用がかかりますよ」ということも頭に入れながら、このタダという選択をしていかないと結果うまくいかないことが多いですよというお話しです。こういうことを踏まえてお話ししていくとそんなに件数がないだろうなとこのメールマガジン書いた当時は思っていた今振り返ってみるとけっこうな数増えています。

 

解体する費用が出てこないから更地にせずに置いておくので、欲しい人はどうぞという話もあります。最終的に詰めていくといろんな費用負担やめんどくさいことがたくさんあるので早めの決断。どうにもならないものを売るタダであげるより使わないのであれば流通に早く出すということをおすすめしたいなと思っています。

それでは今日はこのへんで。ありがとうございました。

 

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