空き家の値段について(所有者向け)

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。

 

今日は「空き家の値段について」というテーマで所有者の方向けにお話しをさせていただきます。これも実は2016年から始めていますメールマガジン「空き家のコト」からの抜粋です。これも数年前、活動の中から見えてきたお話しです。

 

空き家の行く末の決断がもう売るというふうになると、いくらで買ってくれるのだろうという話を聞きます。ただこれは指標があまりないので、所有者の方が1番身近に感じられる固定資産税の評価額を目安にお話しされるのですが、これはあくまでも固定資産税を計算するための町の指標ですのでこれがイコール売れる値段ではないということが認識されていません。

 

且つそれを基準にしてもいいのですが購入する人が買うかというと非常に難しい問題で需要と供給のバランスで欲しい人がたくさんいればもちろんその値段よりも高く売れるでしょうし、逆もありきで欲しい人がいない場合は値段というよりもそもそも売れないという事実の整理があまりできていない方が多くいらっしゃいます。

 

当時メルマガでこの話を出したのはそこにあり、その時期にその整理ができていない方がけっこういらっしゃいました。固定資産税の値段で売れるのでしょというお話しをよくいただきました。都度都度欲しい人がいらっしゃればその値段で売れますとお伝えしますが、なかなかこれもイメージできないところが多くて、最近ではこの値段では売れませんよとはっきりお伝えします。

 

ここ10年ぐらい経験した中で固定資産税の値段よりも大幅に高く売れるということはないのできちんとお伝えしています。それでもやっぱり理解できない方がいらっしゃいますので、そういう人向けにおねだんシュミレーションソフトを開発しました。iPad上で固定資産税の評価額を入れていただくと近隣の売れている情報も国交省で発表されていますので、そのへんと加味しながら実際に欲しい人がいらっしゃったらこの値段で売れるのではないかという指標を出すソフトを作りました。

 

それを活用しながらひとつひとつ整理していくというところで我々は動いています。アイテムを作らないといけないという状況になった裏側にはこういう事情があってなかなか所有者の方に理解していただけなかったというのがきっかけでした。ですので一概にこの空き家のお値段というのは需要と供給のバランスでいろいろ変わりますということを今回所有者の方に理解いただければなと思っています。

 

こんな話もオンラインサロン空き家ラボのほうで詳しくお話ししていますので、興味のある方はぜひ覗いてみてください。それでは今日はこのへんで、ありがとうございました。

 

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