ふるさぽ流川上川下理論とは

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。今日は「ふるさぽ流川上川下理論とは」というテーマでお話しをさせていただきます。

 

この川上川下理論というのは、講演会でもよくお話しするのですが非常に今の空き家問題を象徴する課題をこの川に例えて説明することです。これを説明するときにいつも自分の事例を出すのですが、当初ふるさぽの始まりは空き家を何とかしようというところから出発していくと。それからいろんなことを始めていくわけです。

 

もちろん今でもずっと行っている空き家マッチングツアーをはじめ、そこからリノベーションをするとか、古い家をどうするかというような利活用の話をどんどんふるさぽ、もしくは私自身が進んでいくのですけれども、そこで感じたことはやってもやっても空き家は減らない。元々の出発とはこれから空き家が増えていくのをどう減らしていくか。自分たちの生活の中で空き家という課題をどう減少方向に向かわせるか、生活の課題としては無くしていくかというところが非常に大きな目標であったのにも関わらず、それが達成されていない。なぜだと。

 

少し考えればよくわかるのですが、そもそもそれを目標としているのに1軒1軒の空き家を直して再生していくということも大事なのですが、これを川に例えると使える空き家が経年していって使えないギリギリのものを触っているなという気がしました。であればリノベーションや修繕を考えず、すぐ使えるものがあればきっとその時点で流通につなげていけば、量的な話をすると川上の部分。すぐ出たものを流通に流すという方がいいということと、今後川上の部分に着目しなければどんどんどんどん増えていくという危機感。

 

この2つが今の問題ではないかなと私は思いました。これをいろんな人にお話しするとなんとなくの理解はいただけますが、カチッとしたものを描いていただけないというところもありましたので、あえて川に例えて古い家を何とかしようというのは川下の話しで、我々が行っているのは川上の話しですので、川下にももちろん注目しないといけないけれども、川上の事をあまり軽視せずにどちらかというと川下よりも川上のほうに力を入れて取り組みを進めた方が、今後5年10年先を考えたら絶対にいいです。

 

いわゆる空き家予防策です。このへんに取り組んだ方がいいのではないかなというお話しです。これからは川上に目線を少し上げながら何か取り組んでいただけると結果が攻勢に出てくるのではないかなと思います。今日はこのへんで。ありがとうございました。

 

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