活動の広がりは絞り込むことが必要

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。昨日のお話しですが、まちづくりの会社の方が福井県の嶺南地域一体を盛り上げたいというような流れで、話を聞かせていただけませんかということで時間を取りお話しをしました。

 

我々NPOの立ち上がりや経緯などのお話しをしていく中で、自分自身気づいたなと思うこともありますし、さらには今までやってきたという流れも含めて1つだけ気づいたことを今日はお話ししたいと思います。今日は「活動の広がりは絞り込むことが必要」というテーマです。ふるさぽの活動としてはもう10年ぐらい経つのですが、空き家というくくりとするといろんなことをしました。

 

1つはリノベーション、もちろん空き家マッチング等々。空き家を救うためにはいろんな手段でいろんなことをしたのですが、今から4.5年経ったときにリノベーションというのは古い家を改修して用途を変え新しく生まれ変わらせるというようなことを我々はそう呼んでいるのですが、一方で古いものを使っていく、お金をかけてリノベーションしていくということに対して疑問を感じました。

 

お金をかけることが大事なのかというところに非常に疑問を感じまして、お金を掛けなくてもいい方法があるのではないかというところから、所有者もしくは利用者の立場に立ってみると流通しない原因はお金がかかるということがある、お金を掛けずに流通が出来たら1番ベストではないかというところで、我々ふるさぽの取り組みとしては古いものを改築するというよりも空き家になってまだ年数の経っていない新しいものを流通に出すという、いつも言っている川上川下理論でいうと川上のほうですね。そちらに活動を絞り込みました。ということは川上はやるけれども川下はほとんどしませんよということなのです。

 

そうすると今までやっていた川下は誰がやるのかというと、誰かがやります。我々がやらなくても必ず出てきます。ただ川上に関してはなかなか見えづらい、どちらかというと地味な活動ですので、ここをやるべきだなということで絞り込みました。絞り込むことによって広がりが見えてきたというのが今日のお話しの最後になるのですが、あれもこれもやるとどれも中途半端になりますので、特に川下をやりたいと思うのであれば川下を一生懸命やればいいと思いますし、川上をしたいなら川上を。他にも違う分野があると思いますが、そのへんの絞り込みが非常に大事だなという今日のお話しでございました。では今日はこのへんで、ありがとうございました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー