空き家問題解決はトータルコストで考える

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。今日は「空き家問題解決はトータルコストで考える」というテーマでお話しをさせていただきます。

 

空き家問題を解決するには、いろんな手立てを全国の皆さんがやられております。毎日ニュースで配信されていたりセミナーとかも含めていろんなことをやられていると。とくにニュースなどで目立っているのは、やはりリノベーション。民間のまちづくり団体であったり有志であったりNPOであったりがどんどん空き家を利活用してやっていこうというお話しなのですが、そこに疑問を感じるというかもう1回皆さん考えていただきたいなというところをお話ししようかなと思っています。

 

とういうのも、正直言うとお金がかかりすぎているというところです。空き家の問題というのは、今ある空き家をどうにか復活させようという側面ももちろん十分にありますし、これからもニーズとしてあるのですがよくよく見てみるとリノベーションリフォームにはお金がかかりますよ。古ければ古いほど表面上のリフォームだけではなくて、構造上の問題。見えない柱とか梁とか土台、基礎、外壁、屋根など目につきにくいもの。

 

そもそもの家の構造のお話しにけっこうお金がかかったりするのです。見える部分はコストを抑えようと思ったら抑えられるのです。どうしても専門的な技術や見えないところにお金がかかると。そこを何とかコストダウンしようという話があるのですが、空き家問題全体的に考えれば古いものたちを再生することと同時に費用をかけずとも、利活用できる新しい物件を確保していく事が非常に大事ではないかなと思うのです。

 

そうすればおのずとリフォーム代もかかりませんし、リノベーションするのも容易に見える所だけ直せばいいということになりますので、そこをやらずとずっと古い家を触っていくということに私自身疑問を感じています。それはニュース等々メディアに出てくるものが古い物件が多いからそう感じるのかもしれませんし、意外に新しい物件は実は別のところで動いていて、まちづくりの皆さんがそこに力を入れて利活用していっているという事例もあるのかもしれないですが、とかくお金をかけてやっていますとか手間をかけてやっていますというのが非常によく見受けられるので、もう1度原点に戻ってみませんかというお話しです。

 

トータル的な部分を考えると、やはり新しい物件を触ったほうが絶対にお金はかからないということ。つまり早期決断の予防策に努めることが空き家問題のトータルコスト削減になるというお話しでございます。非常に単純ではありますがもう1度考えてみる必要があります。とくに行政の皆さんにはお伝えしたいなというお話しでした。少し長くなりましたが今日はこれで終わります。ありがとうございました。

 

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