つながれば地域は見えてくる - オンラインサロン　空き家ラボ

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。今日は「つながれば地域は見えてくる」というテーマでお話しさせていただきます。

よくありがちな話なのですが、課題の1つとして例えば我々でしたら福井県美浜町という町。この町の中にも37集落で分かれています。集落というと分かりにくいかな？町内会単位で分かれていてそれぞれが独立した感じで運営をしているのですが、意外に自分たちの住んでいる集落以外のことは知らないことが多くないですか？学校の時の友だちなど関係性の中では知っていますが集落の関係性というのは全くといっていいほど分からない。

集落の常識は他の集落でいくと通用しないルールとして通用しないことも多く、そもそもそんなルールがあることも分からないですし、非常に難しい問題の部類に入ると私自身認識していまして、空き家のマッチングは特にそうなのですが各集落に家は存在しますし、出てきた空き家というのはもちろん集落に存在する。集落の方が困っている、なんとかしてほしいとなるということは集落で解決していくことがベストかなと思うのですが、人間関係もありますしよく分からないことがあり、そこに住んでいない我々がお手伝いさせてもらうというときに全く分からない。

だからこそふるサポーターというサポーター制度を設けて地域の人に協力してもらうということがあるのですがそれでもやっぱり分からない。1つ1つ紐解いていくように、知り合いにいろいろお話しを聞いたり事情をお聞きしたりということをすることによって、なるほどだからこことここが繋がらなかったのかというところで、課題が1つずつ解決していくのです。それはまるで閉鎖されていたものの奥に少し光が見えてきたというような感覚によく似ています。

1つ光が見えてくるとその光の先に知り合いが出来て、協力してくださる方がいて、もちろんそんなうまくいくこともないのです。非常に警戒される方もいらっしゃいますが、そういうことも含めて地域にヒヤリングをして事情を1つ1つ確認していく事が実はすごく、この空き家マッチング事業に対して大事なことなのではないかなと思いました。そのやり方はいろいろありますが、ともかくあまり否定せずにそれぞれの事情がありますので、それを丁寧に聞いていくということが大事なことだなと思っています。

今後それに対して違う答えが出るかもしれませんけれども、基本知ったかぶりをせずに「知らないのです、教えてください」というところに出発点をおけば、皆さん気のいい人ばかりですので「分からないことは教えてあげよう、何だったら聞いてあげようか」という人まで出てきます。改めて自分の町はいい人が多いな、人間関係こうやって築いていくのだなと思いました。まずは1つ1つ入り口から、閉鎖的なところもありますがそんな目で見ないできっと裏には事情があるということを心掛けることが大事だなというふうに思っております。ということで今日はこのへんで、ありがとうございました。