空き家ゼロの集落の底力

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。今日は「空き家ゼロの集落の底力」というテーマでお話しさせていただきます。

 

先日地元の集落をヒヤリングさせていただきました。1時間ほどお話しをさせていただきまして何を聞いたかといいますと、その集落は「空き家がゼロになりました」ということを区民の皆さんで共有されていまして、非常におもしろいな、すごいなと思いました。彼らの取り組みや、きっと歴史の背景に何かあるのではないかなというところで興味深く思いまして、うちのメンバーを通じて区長さんにお話しをしていただいて、区の役員さんにも集まっていただきお話しを聞かせていただきました。

 

だいたい予想していたことと、これはぜんぜん気づかなかったなということがヒヤリングの中にはあるのですが、今回はなるほどという方が多かったです。1つ言うと、ではずっと前から空き家があったのかとなってくると実はそうではなくて、ここ10年ぐらいに空き家が生まれはじめたと。それまでは、息子さんたちが後を継いでその家を守っていくという形でしたので、実質空き家というものは存在しなかったのですが、人口減少等々高齢化が進みましてポツポツと出てきたというところです。

 

そこで彼らの工夫としては、集落全体で空き家になった物件をなんとかしようと立ち上がるわけです。その立ち上がる背景は時代時代で変わっていく集落のメンバーです。集落の中心となってくるのは区長さんはじめ区の中心メンバーというのが、年代がおえばおうほど若くなっていくわけです。今中心となっているメンバーの皆さんの、このままではだめだなというような思いが30年前ぐらいから動き出して、こういうふうな村にしないといけないというところで結束力を用いて成長していったという過程が背景にあるということがありました。1日2日のようにすぐにはできない取り組みだなということを改めて感じました。その村をどうにかしないといけない、集落をどうにかしないといけないという気持ちが空き家ゼロに繋がったのだなというふうに思いました。

 

秘訣となってくると特効薬みたいなことを考えますが、そうではなくて根本的に自分たちがなんとかしなくてはいけないという原動力がいろんな対策に反映されていったのではないかなというふうに思いました。その中でも基本的なことを踏まえての具体的な策がいくつか見えてきました。それは地域の皆さん自身が取り組んでこられたことがあるのですが、これも空き家ラボの方で詳しくお話しをしていますので、ぜひ興味のある方はそちらのほうも覗いていただけるといいかなというふうに思っております。ということで今日はこのへんで、ありがとうございました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー