【課題】空き家バンクのネックは間取りにあり

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。今日は空き家対策の課題についてお話ししようと思っております。空き家対策の中でも今日特にお話ししたいのは空き家バンクのことです。「空き家バンクのネックは間取りにあり」というテーマでお話しさせていただきます。

 

空き家バンクはだいたいの市町村にございます。福井県は全市町村に設置されていて自治体が運営しているというようなものです。取り組み自体は意外に長いのですが、あまり知られていないということが多いです。所有者の方に空き家バンクに登録しませんか?という話をしても、「空き家バンクって何ですか?」といった話になったこともよくあります。その中でバンクに登録するということはハードル的にはそんなに高くないのです。

 

売るとか貸すという決断をしていただいた次の段階で流通に出すという流れで空き家バンクを利用していただくという形になっているのですが、我々の活動から見えてきた課題は、決断するのももちろん課題として出てきますが決断した後にバンクに登録する書類の手続きについてなのです。書類といっても申込み・申請書・同意書ぐらいなのです。1番ネックなのが間取りです。

 

間取りぐらい適当に書けばいいと思うのですが、いざ書こうと思うとやっぱりきちっと書かないといけないとか、それこそ間取りですから1つが大きくなると全体も大きくなりますので、きちんとある程度のところに収めていこうと思うとそこそこのスキルが必要になってきます。ただきっちりと寸法を合わせないといけないかというとそうでもなく、だいたいのところで書いていただければいいのですが、いざ書くとなるとやはりハードルが高くなる。専門家でないとダメだという思い込みもあって、そこで止まってしまうパターンもあります。

 

ですので、バンクに登録する自体は以前よりもハードルは下がったのですが、結局そこのネックの部分が所有者にとっては非常に大きなお荷物になっているというような流れになっています。ふるさぽとしてはいくつか方法を持って課題に取り組んでいます。この詳しいお話しはオンラインサロン空き家ラボの方で、課題解決については話をしていますので是非そちらの方を覗いていただければなというふうに思っております。

 

今後も空き家バンクに関してはやはり成果が見えやすいですので、特に自治体関係の皆さんにおいては。対策をした結果、空き家バンクの登録が増えたというのが1番見やすい結果ではありますので、今後も推進はされていくでしょうし、福井県の場合は登録すれば不動産屋さんがつきます。不動産屋さんがしっかりある程度のところは面倒を見てくれるというところがありますので、放っておくよりは確実に流通につながると。あとは流通につながれば交渉なども不動産屋さんを通じてしていただけますので、ちょっと一安心というようなハードルに乗っていけるのではないかなと思っております。

 

是非、所有者の方も空き家バンクの活用をご検討いただければよろしいかなと思いますし、自治体の方はこういう課題が今あると認識していただけると非常にいいかなと思っております。ということで今日のテーマであります「空き家バンクのネックは間取りにあり」というようなお話しでございました。今日はこのへんで、ありがとうございました。

 

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