【効果】所有者が納得した売値予想の2軸化

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。さて、今日はふるさぽアイテムの1つ「空き家おねだんシュミレーションソフト」の効果についてお話ししようかなというふうに思っております。この「空き家おねだんシュミレーションソフト」ですが、販売する家の予想価格であったり、解体価格であったりのいろんなお金に関するシュミレーションが簡単に出来るというようなものを作成し販売しております。

 

その中でも自分の家がいくらで売れるのかというような売値予測というのは実は非常に掴みにくいです。このシュミレーションソフトの特徴としては所有者の方にまずは納得していただくというところに軸を置いています。これは非常に苦労しました。というのが、参考になる資料であったりデータであったりがあまりないのです。家を売るとか買うという売買の話しは相手がいていくらという話が出てきますので、相場というのがこの時代なかなか難しい。家土地の取引が頻繁にないですので、なおさら掴みにくいというところがあります。

 

ただ指標として役所が出している固定資産税の評価額というのがあります。この評価額を元に計算をし、毎年固定資産税が決まってくるというところがありますので、これは一律どの土地建物であっても出てきます。これを元にするという考え方が1つあります。これだけに頼ると、実はこの固定資産税の評価額というのは売買目的の金額ではなく、役所が固定資産税を算出するために作ったものですので、あまり流通の価格とは一致しない、むしろ高く評価されているということも無きにしも非です。

 

ですので、実質の評価とはかけ離れているのですが、ただ皆さん分かりやすいのは評価額。これを1つの軸とする。もう1つは国交省が土地家屋調査をしていまして、どういう物件がいくらぐらいで売れているのかという調査をしております。これがデータとして公表されていますので、これをもう1つの軸として考えていくというようなやり方をしています。どちらもロジックがあるのですが、それを元にしたデータを2つ提示しまして固定資産税の評価額から見るとこれぐらいで、実質の売買されているものがこれぐらいというような流れを2軸として使っているというのがこの「空き家おねだんシュミレーションソフト」の特徴でございます。

 

なので、1つのデータに頼るとどうしても偏りが出てきますので、両方見ていただいて冒頭にもいいましたけれども、所有者の方が納得して「ああ、なるほどこの側面からはこれぐらいの値段、こっちの側面からいうとこれぐらいの値段」と最終的には所有者の方に決めていただくと。自分で値段を決めていただくと、だいたいこれぐらいだなと認識をしていただくというところにこだわっていますので、一般的に「これだからこう」というような誰かの伝え方ではなくて、参考資料を見ながらご自身で決めていくというところにこだわったものでございます。

 

ですので、これをすることによってやはり所有者の方が自分で決めていただくというような流れを最初から作っていますので、そこが非常に大事なところ。さらに自分で決めないといけないということであれば、情報をどんどん集めていくということも効果的に出ていますので、非常にいい流れになっているのではないかと思っております。ということで今日は「空き家おねだんシュミレーションソフト」の効果、「所有者が納得した売値予想の2軸化」についてお話しを致しました。ありがとうございました。

 

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