【質問】ひとが住まなくなったらなぜ傷む?

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。昨日地元の高校へ行きまして高校生の皆さんに空き家問題についてお話ししてきました。

 

非常にいい経験で非常にありがたいなと思いながらお話しをさせていただきました。なかなか10代の子たちに我々の取り組みをお話しするという機会も無いですし。そもそも当事者からはかなり離れた存在ではあると思うのですが、未来への警告ではないですがこういう空き家問題が待っていますよということをお伝えすることも機会としてはなかなかありませんでしたので、本当にありがとうございました。その中で質問を受けました。先生からいただいた質問なのですが、それに対してのお話しを今日はしようかなと思っています。テーマは「ひとが住まなくなったらなぜ傷む?」というお話しです。

 

会場ではカビの繁殖等々のお話しをしました。窓を閉め切ってあるとカビの繁殖が増進されてどんどん増殖されて傷んでいくと。特に畳などは一発でやられますので月1回の通気は必要ですよというようなお話しをしてきました。あわせてお伝えするのが抜けていたのですが配管もそうですね。昔の配管であると鉄管が多いですので、そこの腐食が始まりそこから錆びていくと。酷くなっていくとそこから漏水が始まり、漏水すると床面などに水がつきそこからシロアリが発生するようなこともあり得ますのでそういう点も非常に気をつけないといけないですねという話。

 

最近よく思うのは人の存在ですね。人がいるのといないのとではぜんぜん違います。動きがあるというのは非常に大事なことで、人が住めば必ず掃除などしますので綺麗に保たれますので、カビや虫等々の繁殖も減ります。人がいるところに虫はそんなに来ません。彼らもその存在を気にしてか離れていくということもあるのではないかなというふうに思っていたりします。あとは外壁や屋根というのも少しの変化もやはり人がいることによって認識できますし、そこからどうしてもだめな場合は修繕にかかりますので、逆に人がいないとそのまま分からないまま放置されるということも多いです。

 

そのあたり人の存在というのも大きいのではないかなというふうに話しながら思ったところです。そういうところのリンクを早期決断とのリンクですね、早く決めないといけない。なんで早く決めないといけないかというと、「家の傷みが早いからですよ」という話とのリンクもしっかりつけながら、10代の学生さんたちにも分かるような説明がまたどこかで出来ればいいなと思っています。

 

メンバーのお子さんもその中にいたようで、「家族でこんな話がありました」という報告を昨日いただきまして、「やってよかったな、1人でも2人でもいいから家族でその話が出来る」「講演会の話題が家庭の中で出た」ということで今回の講演会は大成功だったなと感じました。なので、活動自体がどんどん広がっていくということよりも、身近に自分事として話していけるという環境をつくることが改めて大事だなというふうに思いました。少し話が長くなりましたけれども以上でございます。ということで今日は「ひとが住まなくなったらなぜ傷む?」というお話しでした。ありがとうございました。

 

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