空き家には雪が大敵 - オンラインサロン　空き家ラボ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。昨日から福井も雪がポツポツと降ってまいりました。私の予想ではもう少し後かなというふうに思っていましたが、いきなり昨日の昼に降ってきまして「いよいよ来たか」というような状況で今も雨混じりのみぞれが降っている状態でございます。今日はその雪についてお話ししようかなと思っています。

テーマは「空き家には雪が大敵」というお話しでございます。雪国の皆さんにはイメージしやすいと思いますが、逆にそうではない地域の方にとっては、雪が身近ではないというところでどんなものか分からないというのが正直なところだと思います。地元雪国で過ごして都会に離れていった方であれば、子供のころに雪の体験をされていますので分かると思います。しかし元から都会に住んでいてたまたま雪国の空き家を相続された方にとっては、維持管理が遠く離れているということもありますので、なかなか難しいという面もあります。

雪が降ると、特に雪国の雪は積雪量も多いですし、水分量も多く含まれると屋根にとても重い荷物がのしかかるという状況が続きますので、ここ1.2年の雪はほとんど降りませんでしたが、今年は今の状況からするとけっこうな雪が降るなという予想をしています。そうなると非常に屋根が危険であるというような状況です。元々雪国の家というのは積雪量に耐えられるような家にはなっていますが、ただ空き家に関しては老朽化が激しくなってくると、やはり弱くなってくる。雪の影響で屋根が抜ける、それも分からないところにきますので、気づいたら大変なことになっていたということも無きにしも非ず。

そして雪の影響で屋根が潰れてきますと、もうどうしようもないのです。はっきり言うと屋根の雪を人力で退かすか、もしくは春まで待つかという状況になりますので、雪は非常に大敵ですよというお話しでございます。今年はどうなるか非常に難しいところではございますが、雪は大変な重みになるというお話しです。どんどん雪が蓄積されていくと屋根に溜まる。50cmぐらいになるとだいたい皆さん屋根に上りスコップで屋根雪を下ろして行くというようなことをしますので、もしイメージがつかない方がいらっしゃいましたら、自分のイメージの倍ぐらいを思っていただけたらと思います。

ですので、こういう意味でも早期決断をどうされるかという事、「売ってくれとか、貸さないとダメ」という話ではなくて行く末をどう考えていくかということが非常に大事だなと改めて思う次第です。今日はこのへんで、ありがとうございました。