所有者にはニーズをつくり出せ(空き家社会活動家向け)

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。

 

今日は「所有者にはニーズをつくり出せ」というテーマで空き家社会活動家向けにお話しをさせていただきます。これは昨日あった出来事からお話ししよう思っています。我々のテーマとして所有者の方に早期決断をしてくださいということをいろんな形で進めています。

 

情報として持っていても決断しないということに対してのデメリットであったり、逆に早く決めることのメリットであったりを伝えているのですが、それは一方的に「こうしたほうがいいですよ」ということだけに留まっており、なかなか所有者の方はその情報だけでは決断をするかというとパンチが弱いなということを常々思っていました。

 

昨日ある所有者の方に連絡をしました。それはなんの連絡かというと、所有者の持っている空き家を貸してほしいという方が実際に出てきました。というのも、その情報はぜんぜん流通もしていないので誰も知らないのですが、あるきっかけで地区の空き家を探していると。

 

その地区には確か持っていたよねという話になり、私の方から「実はそういうニーズがあるのです、貸してほしいのです」ということを少しダメもとで聞いてみました。そうすると意外な言葉が出てきまして、その所有者の方もまだ決断はされておらず「どうしようかな、意識的には決断しないとダメですよね」という話があったのですが、そこから半年ぐらい経ってまだ決めかねるというところがありました。

 

その貸してほしい人がいるということで、決断の一歩前へ進みました。きっかけとしては非常に大きいと思いました。ただただ早く決断してくださいよりも、もう既にそこにニーズがあり貸してほしいとか売ってほしいという人がいるということは、所有者の方にとっては非常に大きな情報だと感じました。

 

つまり我々空き家社会活動家としては情報提供だけではなく、片一方のほうで借りたい、買いたいというニーズも掘り起こしていく必要があるということに気づきました。それは今まで空き家マッチングツアーなどのきっかけももちろんつくっていましたが、もっと身近なところでダイレクトに電話しながら「貸してほしいという人がいるのですが」というようなコミュニケーションも取るべきだなと思っています。

 

最近では空き家マッチングツアーもコロナの影響で定期的に開催というのは難しくなってきたからこそ、ニーズの掘り起こしは改めてやっていかないといけないなと。それを前に進めるスキルも当然必要だなというふうに思っていました。詳しくはオンラインサロン空き家ラボのほうで書こうと思っていますので、ぜひそちらも覗いていただければなと思います。それでは今日はこのへんで。また明日お会いしましょう。ありがとうございました。

 

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