所有者の問題を先送りさせるな

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングでNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。

 

今日は「所有者の問題を先送りさせるな」というテーマでお話しをさせていただきます。このテーマも2016年から始めているメールマガジン「空き家のコト」からの抜粋です。今日は空き家社会活動家向けのテーマになりますが、これも現場の経験から気づいたことをメールマガジンに書いているのですが、所有者の方が相談に来られるタイミングは結構あります。

 

ただ所有者の方が相談に来られるタイミングが実は限られていまして、例えば長期的なお休み、お盆お正月ゴールデンウイークみたいなところ。最近ではシルバーウィークというのもありますが。このへんのタイミングが1番多いです。このタイミングで毎回お会いするかといったらそうでもなくて、だいたい1回きりです。

 

相談に来てくださる方も結構思いをもって来てくださる方が多く、逆にいうと切羽詰まった状態で来られる方もいらっしゃいますので、言いたいことがたくさんあるというところでかなり聞くことだけに時間をとられるということは多いです。

 

その場で結論をつけてしまいたい、結果を出してしまいたいという所有者の思いもありますので、けっこうな時間と「どうしたらいいですか」みたいな話になるのですが、そうなるとだいたいのパターンが状況を聞いて終わり、次もうちょっと考えましょうかみたいな話になるのですがこれが1番ダメで、結論を出さないまま問題の先送りになってしまっているということが多いのです。

 

問題の先送り具体的にいうと、「また次会った時に一緒に考えましょう」という結論にもっていくと所有者の方は、もう次から来られないことが多いです。私がすすめるのは何か答えを出してあげるということです。それも複雑な難しい答えではなくて明確に「これからやりましょう」「あれからやりましょう」と一歩進めるような問題解決の方法につなげます。

 

そうしないと何回も会うチャンスはないですので、ましてや非常に難しい難題を宿題として持たされると所有者の方はその時点で問題の先送りを決断してしまいますので、そういう決断のさせ方をするのは我々活動家としては非常にまずいというところです。では具体的にどのような解決方法があるのかというとオンラインサロンの方でお話ししていますので興味のある方はぜひ覗いていただければなと思います。

 

本当にここは切実な問題で、はっきりいうと簡単に答えは出ないのです。これは経験上積み重ねたものだけがベースになってきますので、みなさんもぜひいろんな経験をされたらいかがかなと思います。ただ一方で、空き家の所有者はけっこうな数で増えてきていますのでそのへんのバランスを鑑みながら進めていただければなというふうに思っています。それでは今日はこのへんで。ありがとうございました。

 

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