解体費用は一概に坪単価で計算するな

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。

 

今日は「解体費用は一概に坪単価で計算するな」というテーマでお話しをさせていただきます。これは空き家をお持ちの所有者向けのテーマになっています。そもそもこのお話しをするにあたり、実は我々の活動の中から所有者の方が1番気にされることは以前にもお話ししましたが、お金の事を非常に気にされます。

 

うちの家はいくらで売れるのかというところと合わせて、解体をしないといけないという状況になった時に解体費用はいくらぐらいかかるのかなというお話しをいただきました。私自身は建設業をやって解体の仕事もしていますので、だいたいの見積もりをすることはできますが市場でいろいろお話しをされている流れでは、坪単価いくらという話になることが多いです。

 

坪単価3万円という話をよく聞きますが、これは一概にいえません。1番は処分代です。我々が出すのは産業廃棄物になりますので、業者に引き取っていただくお金がどんどん上がっていっているという現状があります。専門業者の方にお聞きすると下がることはないだろうと。どんどん上がっていくばかりですねと話をしていました。ここの価格は下げることはなかなか難しいのです。

 

併せて手間代が出てきます。手間がかかればかかるほどお金がかかるということも頭に入れておかないといけない1つだと思います。何に手間がかかるかというと例えば、その解体する家の前の道です。広ければ広いほど仕事がしやすいのですが、狭くトラックも入らないところもたまにあります。そこはまたひと手間かかるわけです。手で壊して違う方法で運搬して積み替えてという手間が出てくるので、さらにお金がかかってくると。

 

もう1ついうと、いつも言っていますが家財道具です。我々業者が出すということと、ご自身で出すのとでは値段がぜんぜん違うのです。一般の方で家庭ごみに出すのと産業廃棄物で出すのは大げさなことをいうと数十倍違います。同じものを誰が処分するかによって値段が変わってくるという現実もございますので、経験上きちんと現状を把握しながらみていったほうがいいなという話です。

 

私自身解体の事はだいたいできるのですが、そうでない方も活動家の中にはいらっしゃると思いますので、そういう方に簡単な坪単価ではないいろんな側面でお金を加算できるようなおねだんシュミレーションソフトというものを作りましたのでまたご興味のある方はお知らせください。ということで今日はこのへんで終了させていただきたいなと思います。それではまた明日お会いしましょう。ありがとうございました。

 

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