古材救済プロジェクトはじまる

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。今日は新しいプロジェクトについてお話ししたいと思います。名付けて、古材救済プロジェクトというものです。

 

いつもはふるさぽ単独で動いていますが、今回は山崎亮さん率いるデザイン会社studio-Lさんと共同でやってみようということでプロジェクトが始まりました。これはどういうことかといいますと、ふるさぽの取り組みとしては「所有者の早期決断で早く流通に乗せましょう、そうしたほうが所有者の方にもいいですよね」というお話しをするのですが、一方で解体を余儀なくされる物件もあるというところで、そこが何とかうまくいかないかなというお話しを山崎さんともしていました。では古材をとって古材を再利用するのはいかがかなと。

 

このサービスとしてはいろんな地域でもやっていますし、本業で古材のセンターを作り上げて一般的に販売しているという組織や会社などがありますが、私がそれを事業としてやるとするとリスクが多すぎる。実際私も解体をする中で古材を引き取ったり、使えるなと思ったものは持って帰ってきたりしていました。ただそれを倉庫に眠らせておいて再利用するというときに、やはりそこから経年劣化をするわけです。特に木材ですから。屋根がある小屋に置いていても傷んでくる。さあ、使おうと思った時には大半が腐っているわけです。すると、在庫としてストックすることのデメリットのほうが大きく、相当の管理をしていかないと事業としては成り立たない。相当の管理をしようと思うと手間がかかるわけです。人件費や管理費がかさんできます。事業としてうまくいくのかというと、「難しい」という判断になっていました。

 

一方でそれを欲しいと思われる方は一部ですがニーズとしてありますので、この管理というハードルをどう下げていくか、コストをどうかけなくしていくかということが1つのポイントかなというふうに話していたのです。では管理もしない在庫も持たないというところでいくと、もう解体しますと決断した、そして解体しますよという着工の日、この間をめがけて欲しい部材を自ら取り除き持って帰るというような仕組みで行けば管理手間はいらないという結論になりまして、今回実験的にプロジェクトを動かしてみようということで、動くというお話しでございます。

 

一般的には募集もしていませんし、我々内輪でやるだけの話ですがプロジェクトの内容としてはぜひ皆さんに知っていただきたいなと思いますので、ふるさぽのホームページでも詳しく、特に山崎亮さんが50分ほどこのプロジェクトについて話してくださっています。ぜひ、ご覧いただけるとおもしろいかなと思っております。ということで、今日はこのへんで。ありがとうございました。

 

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