所有者の決断には消化する時間が必要 - オンラインサロン　空き家ラボ

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。最近所有者さんからの相談も、LINEの相談窓口を設置してからかなりの数をいただきまして、スタッフ側は今までにない大変さを味わっているところでございます。そんなところで、昨日ありました出来事をお話ししようと思います。

今日は「所有者の決断には消化する時間が必要」というテーマでお話しをさせていただきます。昨日相談を受けたある方とのお話しですが、背景はどうかといいますと、空き家をお持ちになっていてその家を売るか貸すか自分たちで使うか、という決断を迷っている方です。家族で使うというところは自分たちの家があるのでないだろうと。次に売るとなった時、貸すとなった時にお金の問題であったり、本当にそれが正しい選択なのかというふうに迷ったり。我々の活動から見えてきたというのもありますが、やはり迷う。

早期決断といっていますが、所有者側からすると決断した結果がゆくゆく自分にとって本当に良かったのかなと考えると時間が必要だと。時間だけで良いのかというとそうでもなく、自分自身の気持ちの中での消化する時間というのがとても大事ということを昨日の相談を聞きながら思っていました。話していて非常に迷っているのはよくわかる。あっちがいいのかこっちがいいのか、というのを聞くだけですけれど。損と得というカテゴリーもあれば、こっちは先祖に対する気持ちの問題や近所の話など。

軸がぜんぜん違いますので、こっちを上げればこっちが下がるというところで、これはもう時間をかけるしかない。時間をかけて正しい情報を私がお伝えする。なんだったらもう売らない方がいいのではないですか？というと、売らないのもいいのだけれど。正しく管理ができる状態での売らないという選択もありですよ。ただ放置することによって最終的に解体をしないといけないとなった時に、大きな費用負担があなたに出てきますよということもお伝えしながら。

そうすると全部費用をかぶらなければいけないとなってきたときに、安くいったほうがいいのかっていうのを迷った時には少しずつ、言いにくいですが最悪の場面を分かりやすくお伝えしながら昨日お話ししました。結局そのとき結論は出なかったのですが、それでいいのです。そういうことを繰り返しながら所有者の方は自分の中で消化していくという流れになるのだなと改めて感じたというお話しです。今日はこのへんで。ありがとうございました。