まちの再開発と解体

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。今日はノウハウ的な話を少し置いておいて、地元福井県美浜町のまちの再開発についてお話ししようかなと思っています。テーマは「まちの再開発と解体」です。

 

JR美浜駅の周辺が道の駅に変わっていくということは、数年前から計画されておりいよいよ実行という流れになっていくようです。再開発=既存の建物が解体されるというような位置づけになっていきます。その例にもれず駅前の一角を解体していくという現状が今行われている途中です。今年に入ってから何軒か解体していく様を見てきましたが、いよいよこの年末になってバタバタと解体作業が進んできています。そういう姿を見ると、「あの時ここにこういう思い出があったな」とか「壊すのもったいないな」という思いはあるのですが、時代時代にあいながら流れていくといいますか、「世の中ってそういうものだよね」という思いも片方であったり。そのへんで感傷的になることもあります。

 

自分たちの今できることは何かなという、解体することは非常に簡単ですのでいいですが、解体されるのであれば何か残すものはないか。それはものとして残すのは大変ですが、思い出としてこういうことがあったんだということも何か形にする必要があるのではないかなと、ぼんやり今思っています。具体的にどうするということはないのですが、先日も私のインスタグラムにこれから解体されるという建物自体のたたずまいが素晴らしく良く、思わず写真を撮ってしまいました。その写真を公開したのですが、そのあとにいくつかコメントをいただいて、その中でも私と同じアングルで時間を変えて撮ってくださっていた方もいて、それは私が撮るもっと前の段階で。とすると同じように「おしいな」と思っている方が世の中にはいるということなのです。その方にもそこの思い出がきっと残っているので撮ったのだと思うのです。

 

再開発される喜び、期待と裏腹に残していくことも大事だな。それは思い出だけに残しておくべきものなのか、形として残しておくべきものなのか非常に悩ましいところではございますが、まちの再開発と解体の関係性をもっと地元の方は考えていくべきではないかなというふうに思っているというお話しでございます。いろんなアイデアが出てくると思いますが、今こんな状況で壊してからではどうにもなりませんので、今日は少しこのようなお話しをさせていただきました。今日はこのへんで、ありがとうございました。

 

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