埼玉県 空家スイーツの取り組みについて

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。今日は事例を少しお話ししようと思います。他の地域のニュース等々で見つけたおもしろい事例です。今回は埼玉県の取り組みで、「空家スイーツ」というおもしろいネーミングですね。このお話しをします。

 

空き家とスイーツと聞いてもイメージが湧かず、非常に不思議な感じがしました。紐解いていくと、これはあるニュータウンでのお話しのようです。ニュータウンで空き家になっている住宅が多くなってきたと。そこを歩いていた女性の方が、空き家で熟している柿を見つけましたが、そこは空き家ですので収穫されずに放置されていると。そこで自分の友達にお菓子をつくる方がいて、これをどうにかできないかと相談し、友達と一緒にお菓子をつくろうということで、空き家の所有者に了解を得て収穫をし、収穫させてもらったものをお菓子として販売すると。その時のネーミングが「空家スイーツ」というオチです。

 

このオチは一段落ちではなくてもう1つもう2つほどオチがありまして、そもそも「空家スイーツ」ということでニュータウンの名前が出るわけです。ニュータウンで採れた地場産の果物ですという話。となってくると近所のおじさんたちがやってきて、収穫を手伝ってくれたり、その流れで所有者の方に連絡してくれたりといったことが、社会貢献として一役を担っているとおじさんたちが意識するようになってくると、自ずと協力者が増えいくというオチがもう1つあって、三段落ちの最後は、それを見た市役所の方がこれはおもしろいと、ふるさと納税の返礼品としての側面と空き家というネーミングの位置付けでいいのではないかと、市役所の方が「ふるさと納税の返礼品としてどうですか」というお声がけをして現在返礼品にもなっていて、そうするともしかして所有者の方が埼玉県のあるニュータウンの町で住んでいたと。

 

「うちも空き家にしているな」と「放置していたらいけないな」という意識づけになるというのが三段落ちの最後でございます。というところで、偶然の産物なのかそれとも意図的にやっていたのかというのは活動家の方に聞かないと分かりませんが、おもしろい取り組みだなと。空き家というところに側面を持たずに、そこに放置されている果実というところに視点をあげたというところが非常におもしろいなという点でございました。皆さんも空き家の利活用というところでも家だけではなくて、他の視点で見るのもおもしろいかなという今日のお話しでした。ということで今日はこのへんで、ありがとうございました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー