【効果】決断の後押しは思い出の整理

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。4月から新しい生活が始まっている方も多いのではないでしょうか。美浜町でも新しい編成で役場の方も動いているようです。まだ詳しいところまではよくわかりませんけれども、空き家の部署も変わったようですのでそこらへんはまた連絡しながらいろいろ作戦を立てていきたいなというふうに思っております。さて今日は「決断の後押しは思い出の整理」というテーマでお話しさせていただきます。

 

これはふるさぽの活動がどんどん地域に出てきた効果についてになりますので、そのお話しを今日はしていきたいなというふうに思っております。ふるさぽがずっと活動してきて、所有者の方がやはりなかなか決断に結びつかないことも多く、どうしたら決断に結び付けられるのだろうか、決断に向けて後押しできるのだろうか、一歩踏み出していただけるのだろうかというのは経験上考えていまして、その1つとして「思い出の整理」というところが非常に大事でございます。

 

自分の所有しているものに関しては非常に思い入れが強い、考えてみればこれは当たり前のことなのですが学術的にも明確になっているらしく、高度経済学でいう分野の中でのお話しではありますが、自分の所有したものは価値が高いとか、もちろん思い入れが深いというのもあります。逆にいえば人の所有しているものが同じものであったとしても、例えば同じ家で自分の所有か他人の所有かによって価値が違ってくるように見えるそうなのです。

 

ですので、自分が持っているものに対しては非常に手放したくないとか惜しいみたいな感情が普通のものよりも大きいらしいです。その中でやはり最後の最後で出てくるのが思い出なのです。思い出はどうしてもお金には換算できませんし、簡単に家のように解体するという話ではないのです。我々のやり方としては思い出の整理をするためにいくつかのパターンがあるのですが、そのへんはオンラインサロンの方で詳しくお話しをしていますので、そのあたりを見ていただけると非常に助かります。

 

1つ方法としては、空き家の思い出を書き込むシートがございまして、「空き家つなぐ履歴書」という冊子を作っています。そこにはいろんなパターンで思い出を書き込むことができます。思い出を書き込むことによって気持ちが落ち着いたり整理がきちんとできたり。以前そういうパターンの所有者の方がいらっしゃいましてどうしてもその思い出に縛られ、例えば具体的にいうと代々続いた家だからなどもちろんそこは事実としてあり、ただもう維持できない、放っておけば朽ちていくさらには年齢を重ねれば重ねるほど維持するのが大変になってくると。

 

今までは週1回できたものが月に1回、それが3ヶ月に1回がゆくゆくは1年に1回ぐらいしか行わないと。そうなってくると家の維持が出来ないというところ。朽ちていく様を自分たちが見ていくというところの気持ちも出てくるのです。そういうところでやはりどうしていいか分からないというところと、先ほどもいいました通り代々続いた形であったり自分が育った思い出であったりがありますので、そこをヒヤリングしながら、そうするといろんなことが見えてくるわけですね。我々にはぜんぜん見えていない思い出。思い出は自分の中にしかありませんので、そういうところを1度他人の我々と共有することによって、そして記録として残すことによって大きく整理がつくことになって決断につながることが非常に多いです。

 

ですので、この思い出の整理というところは成功事例としてあげてもいいのではないかというぐらい重要なポイントでございます。ぜひご参考にしていただければなと思っております。やり方や冊子の内容などはオンラインサロン空き家ラボの方で行っていますので、ぜひ覗いていただければというふうに思っております。ということで今日のテーマは「決断の後押しは思い出の整理」というお話しでございました。ありがとうございました。

 

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