【課題】まだ決めるのは早い 空き家あるある

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空き家社会活動家のための「オンラインサロン空き家ラボ」
http://akiyalabo.net
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おはようございます。私は福井県美浜町で建設業を経営していたり、空き家マッチングのNPOを運営していたり、最近では「空き家問題は所有者の早期決断で解決する」をテーマにオンラインサロン空き家ラボを運営しております、北山でございます。よろしくお願いします。さて今日は空き家の現場でよくある言葉、いわゆる空き家あるあるみたいな話をしようかなと思っています。テーマは「まだ決めるのは早い」というお話しです。このお話しは講演会でもよくするのですが、空き家がなかなか流通に出てこない1つの原因としてのお話しです。

 

所有者の方が「うちの家売るわ、貸すわ」という話を近所の方にもお知らせしないとご迷惑になるといけませんので、話すことがあるのですがその時によく返ってくる言葉が今日のテーマになっています。その時に近所の方が「まだ決めるのは早い」という話です。まずご近所さんは、空き家になっているのは分かっていますが誰が来るのか分からない、知らない人が入ってくるという恐怖心ですよね。それが1番になっていると思います。かといって空き家がどんどん増えていく状態も分かっていますので、その解決をしないといけないというジレンマ。

 

本当は明確にそうではないということを証明してあげるということが、恐らく解決策だと思うのですがこれは地域の方の協力が必要になりますので、彼らの協力なしでは「まだ決めるのは早い」というところでの言葉が違う言葉にはなっていかないという感じがしています。この言葉を受けて所有者の方は「近所の方に迷惑をかけてはいけないからな」「決めるのは先送りにしよう」という人もいます。こうなってくるとせっかく決断したのに次のステップに行けず逆戻りになるわけです。これは非常に悲しい結果ではあるのですが現実としてあります。

 

なので、これに我々がっかりしたこともたくさんありましたけれども、これが空き家マッチングの現実だなというふうにいつも考えています。なかなか難しい問題ですが、大事な視点ではあります。この言葉にがっかりせず前を向いて進んでいける空き家マッチングの環境ができたらなというふうに思っております。なので、「まだ早い」という言葉が出てきても次の策を考えながらやっていくというところに皆さんも認識していただければなというふうに思っております。ということで今日は「まだ決めるのは早い」というお話しでした。ありがとうございました。

 

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